停滞
相変わらずジャズギターは基礎練習の域を出ていないので、ちょっと意識改革をして実践から学ぶ方向に変えていかなければと思っているのだが、なかなか時間もないしモチベーションが上がらず厳しい。
というか、怖いんだよな。
アドリブを本格的に練習しだしたらできない事、やらなきゃいけない課題がどんどん出てくるに決まっているからそれを直視するのが怖いんだ、多分……。でもいつかはやらなきゃなあ。ジャズギターは人生みたいだ。
寄り道をしている
ただでさえそんな状態なのに、新しい教則本を買ってしまったのでちょっとそれを進めていたりする。「16ビートが身につく! ファンクで覚える大人のカッティング」という本。
別にファンクに鞍替えしようというわけでもないのだが、いくつか思うところがあって「どジャズ」以外のジャンルもやってみようかと思ったのだ。
- リズム感が壊滅的
- toconoma というバンド
- 知人ミュージシャンは全然「どジャズ」をやってない
リズム感が壊滅的
私はリズム感がない。
「ギター好き」暦ばかり長くて演奏経験に乏しく、しかもメトロノームやバッキングに合わせた練習をずっと放棄してきたからから、当然と言えば当然だ。
スポーツ経験も皆無で体の使い方も下手くそだから余計に悪い。
これは当然ジャズギターの障害にもなってくるのだが、ジャズギターの教本とかレッスン動画とかはロックとかポップスとか他のジャンルである程度ギターを弾けるようになった人がジャズに移行するという前提で作られている事が多くて、ジャズギター界隈だけを見ていると「音使い」「理論」「アドリブ」に焦点がいってしまって、フィジカルな練習について忘れてしまいがち……というか無意識的にやらなくてもいいような気がしてしまう(私だけかもしれないが)。
なので、そこを補完するためにもこの教本をやってみようと思ったわけだ。16ビートがつかめれば4ビートもいけるでしょ、なんて思ってるわけでもないが、長い目で見ればジャズギターの役にも立つだろう。
toconoma というバンド
あと、「カッティングはかっこいい!」という啓示が降りてきたのは toconoma というバンドのMVを目にしたのがきっかけだったと思う。まあ聴いてくれ、このイントロ。
こんなん絶対弾きたくなるやつでしょ。
知人ミュージシャンは全然「どジャズ」をやってない
それから、私の周囲にはポツポツとアマチュア〜セミプロくらいのミュージシャンがいて、「上達したらご一緒したいなぁ」なんて密かに思っているのだが、彼らは全然オールドファッションなジャズには傾倒しておらず、ジャズばかり見ていると彼らと共演する機会は永遠にこないのではないかと思った。
だれかと共演するなら当然バッキングが最重要だと思っているのだが、どジャズのコンピングをある程度習得しても、あまりにガラパゴシーすぎて他のジャンルではあまり役に立ちそうにない。という事情も、この教本を買う動機ではあった。まあ、共演の予定など一切ないのだが。
これらの事を考えながら、ギター人生を考える時に「中高生の頃に好きなバンドがいて必死で耳コピして下手なりにバンドを組んだり軽音に入ったりしてた」という経験があるというのはとてつもなくでかいアドバンテージだなあ、と思っている。私にはそれがない。当時は音楽に興味がなかったからしかたないのだが、やはり悔やまれる。
35歳を過ぎて人生の折り返し地点だなって自覚もあるし、若い頃と違って生活のほぼ全てが仕事と育児で埋まっている。「これから頑張って巻き返せば何の問題もない!」とは言えない領域に入ってきている気がする。
ま、趣味なのだから目の前の興味のあることをチマチマやっていくしかないんだろう。
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