以下の記事は昨年の今頃に一度書いて、、あまりにも情けないと思って公開を取りやめたものである。
(以下引用)
このブログもしばらくブランクが空いてしまい、最近歯髄炎のこととか、Youtubeのことなんかを書き足したりはしたものの、ジャズギター練習については全然書けていない。
なぜかというと理由は単純で、ほとんど練習していないからだ。
ジャズギター挫折しました
このブログを書き始める段階で、私は何度かジャズギターで挫折を味わっていた。20代前半の頃から、始めては諦め、諦めきれずに再開する、というのを繰り返してきたのだ。独学のこともあり、先生についたこともあり。
そのうえで、「今度こそ」という意気込みで始めたはずなのだが、ここ数ヶ月は完全に情熱が冷めていて、自己嫌悪にとらわれたりもしている。また繰り返すのか……と。
ただ、今回はいくらか冷静に状況を眺めている自分がいる。
正直なところを言うと、私がこれまで何度も挫折しながらジャズギターを捨てきれなかったのは「できない自分」を認めることができなかったからではないか、と思う。
私は昔から、興味のあることは初級者を脱するレベルくらいまではわりと簡単にこなすことができた。まあ、そこから先が続かない器用貧乏なのだが。
しかしもちろん、できないこともあった。スポーツは苦手だし、スピーチもだめだし、人付き合いもできない。その他、短期記憶が重視されるようなことも難しい。
よく考えてみれば「できないことは、できない」のだが、私はギターが好きだし、ジャズも好きだから「すらすらジャズギターが弾ける自分」というのに希望を持っていた。そう在りたいと思っていた。ちょっと本腰を入れて取り組めばできるようになる、と。
でも現実問題として、私の脳味噌の性質と即興の楽器演奏というのは「相性が悪かった」ということなんだと思う。
これは言い訳みたいに聞こえるかもしれないけども、むしろ認めざるを得ない「現実」なんだと思う。過去の私はそこを認めないまま挫折して、ギターから離れてしまっていた。「なんか知らんけどデキるようにならなかったな~」と。それで性懲りもなく、挫折感が消えた頃になると「今度こそ」と再開してきた。
しかし私も三十路の後半に入っていて、アレもやりたい、コレもやりたい、は通用しなくなってきていると思う。苦手を克服するために使える時間やお金やエネルギーはもうあまりない。たぶん、「意地」でジャズギターを続けても幸せにはなれないと思うのだ。だったら、もうちょっと得意なこと、できることにエネルギーを使っていこうか。今はそう考えている。
ただし、私はやっぱりギターもジャズも好きだ。ギターを売り払ったりはしないつもりだし、気が向けば手にとって音を出すだろう。教本をやり直すこともあるかもしれない。そこにはかつてのような自分に対する期待は存在しないんだと思うが、ただまあ、挫折したとは言っても、捨てるわけではなく……のんびりと付き合っていくことになるんだろう。
そんな感じだ。
今後のこのブログについて
というわけで、「がっつりジャズギターを練習して、ブログにもその進捗を記録していくぞ!」という意気込みが弱まってしまった。
さらに、もう一つの柱にしたかったウイスキーについても、血圧がやばいのでほぼ断酒しており、記事を書くようなことが何もない。
そうなると、もうマジで歯の治療の記事しか残らなくなる(実際、先日また古い治療跡が悪くなって一本神経を抜いた……)。
でも「それでいいか」とふと思った。
自分の備忘録・ライフログ的に、その日の出来事、考えたこと、見聞きしたもの、感じたこと、そういうことを率直に書き残すスペースにすればいい……まあ要するに、日記だ。
ブログとして公開する意味があるのか?
というところに疑問は残るが、このサイトは私のオンライン日記帳にしようと思う。私のことだから毎日書くようなことはないと思うが。
近いうちに、テキストのみの記事が増えることを見越してデザインもちょっと改修することになるだろう。
(引用終わり)
とまあ、今後の当ブログの行方にまで言及したこの記事をお蔵入りにしてしまったことで、新しい記事を投稿しにくくなり、結果としてこのブログの管理画面を開くことすらなくなってしまった。そうして一年以上が経過した……。
それをこうしてボツ記事を掘り起こしてまで再始動したのは、特に理由があるわけでもなく、気まぐれである。一応、微々たる金額だがドメイン料を支払っているので「何かに使わないと勿体ない」という気持ちもなくはない。
で、昨年の私が言っているように、このブログはもうリニューアルして、日記的に使っていこうかと思う。デザインも近いうちに変えたい。実は書こうと思っていることが色々あるのだが、意気込みだけ先に書いても挫折したときにまた情けない思いをするのでやめておく。今日のところはこの辺で勘弁してやろうじゃないか、というやつである。
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